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元触・小場の年始参り

年始詣り −代表的な年中行事−

 各津元では、年の暮れに御前様をお飾りして、元旦の参詣者を迎える。壱部集落では、
御爺役や役中達が集まる津元行事の形を取っているが、堺目・元触集落では一般信徒が参
詣する。山田集落では今は元旦の参詣はなくなっている。参詣の際、信徒から大きな重ね
餅が上がるのが一般的である。
 元触・小場津元では、朝7時過ぎから、垣内に属する各家から1人ずつが、着物を着て、
津元の御前様にお参りする。参詣者は包み銭といっしょに、かならず大重ね餅を持参する。
昔は一つが2升もある大餅であったが、今は直径5寸(約15a)以内ときめられている。
参詣者はアダの間に座って、自分の番が来るのを待つ。
 親父役は参詣者から供物を受け取ると、木祠の前に置いて、お届けをする。参詣者は傍
らで一緒に黙祷する。終わると参詣者はアダの間に下がり、相伴人から御神酒を注いで貰
って飲む。その後退出する。
 一般信徒の参拝が終わった午前10時過ぎ、今度は三役と呼ばれる隠居親父役、隠居御
爺役、御爺役が参拝に来て、親父役とともに一座のオラショを唱え、その後宴席となる。

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